コントロールIC搭載、
自律分散型サーボシステム
クールマッスル3+はモータ制御に必要なドライバやコントローラなどの機器に加え、動作状況や外部環境に応じた条件分岐処理、演算処理が可能な周期演算処理機能が搭載された一体型サーボシステムです。
モータ自体が自律して動作することが可能となり、システム全体のローコスト化に貢献します。
自律分散型制御によるスリム化
従来の一般的なシステムではPLCが全ての機器を一括で制御を行っていました。複雑な制御を統括管理する必要がある場合は適切ですが、簡易な機器や小型のシステムを制御する場合でも高価なPLCを用いることがよくあります。
CM3+であれば自律分散制御が可能となり、PLC側の負担を減らすことができ、上位システムの簡素化やコスト削減、配線の省略を実現します。
位置決め動作中に動作分岐処理
マルチタスク処理が
可能な全く新しいモータ
CM3+のプログラムには、位置決め動作などの動作シーケンスについて記述する『モーションバンク』と、全体のシーケンスについて記述する『ロジックバンク』の2種類があり、これらのプログラムは同時に実行することができます。これら2つのプログラムにより動作状況や外部環境に応じた条件分岐処理、演算処理が可能となりより幅広い制御開発が可能となります。
使い慣れたインターフェイスから
簡単な指令で精密、
高速、高トルクを安価に実現
最もシンプルな動作
ネットワーク構成はシリアル通信を採用しており、規格はRS232Cで行います。通信ができる環境であれば特別な機器やソフトは必要ありません。
多軸ネットワークを省配線で
ネットワーク構成はデイジーチェイン方式を採用しており、モータ同士をケーブルで接続するだけで、最大15軸の多軸ネットワークを構築できます。
様々な制御方法に対応
運転データを設定し、上位から運転データの選択、実行が可能です。
I/O、RS232C、Modbus(RTU)/RS-485通信が選択可能です。
サーボモータを上回るトルク性能
サーボモータをトルク制御する場合、定格トルク(最大トルクに対して約30%のトルク)を使用します。
一方CM3+では最大トルクに対して約80%のトルクが制御できます。モータサイズが小さくなり、より安価にトルクコントロールシステムを実現します。